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藤本コミュニティ協議会

藤本地区コミュニティ協議会
〒895-1203 薩摩川内市樋脇町市比野9926番地3
TEL:0996-38-1080

藤本地区コミュニティ協議会便り

藤本地区コミュニティ概要

1.地区の歩み・概要

藤本地区は、薩摩川内市の最南部に位置し、南北に走る県道36号線(川内郡山線)沿いに開けた地域です。鹿児島市と日置市に隣接しており、地区から両市の中心地まで20分~30分の距離にあり、ほぼ薩摩川内市の中心地までと同じ距離にあるため、交通の便には非常に恵まれた地域です。
 
中央部を南北に流れる市比野川の河岸に開けた水田は粘土質の土質が多く良質米が生産されているため、それぞれの販路も引き合いが多くあります。
 
地域は全体的に小河川の水源(岩下川・市比野川・郷戸川)となっており、周囲より小谷の吐き合いが多く、小規模の水田が開け棚田が多いです。東部は八重山に、南部は三方塚山・上官岳・中岳、さらに西部は湯之牟礼山に囲まれ、いずれも急斜面があり地形は険しい状況にあります。

藤本地区のシンボル景勝地で、平成21年12月に薩摩川内市の景観重要資産第1号の指定を受けた「藤本滝」は、県道36号線上藤本ロータリーから東へ500m付近に藤本滝公園があり、その奥に通称「薩摩華厳」と称される藤本滝(2段滝:落差26m、深さ約7m)があり、夏の時期(お盆前後)には、滝はライトアップされ、暗闇に浮かび上がる2段滝は壮観な景色であり、毎年多くの見学者が訪れており、通常の平日でも多くの見学者がいらっしゃいます。

同じくこの公園には「相撲場」や「藤棚」も設けられ、「相撲場」は毎年4月の第3日曜日に100年以上の歴史を持つ地区の一大行事でもある「藤本相撲大会」が開催され賑わっています。

「藤棚」は平成23年度に補助事業により地区民の手で設置されました。4月末から5月上旬には、きれいな藤の花が咲き、来園者を喜ばせています。

このほかの景勝地としては、地区の山際には、至る所に火山岩(玄武岩)や角礫凝(れきぎょう)灰岩も散在し、市比野川(大河内)右岸の通称「天狗岩」や鹿児島市境(大平)の「七福神岩」と呼称される七つの岩が存在しています。

また、藤本滝の上流(岩下仙峡)には践祚滝(せんそたき)ほか大小の滝が隠れた地域資源として点在しています。

平成25年3月24日、131年の歴史に幕を下ろした藤本小学校は、現在も地区民の拠り所となり、地区行事やグラウンドゴルフで利用されています。

平成30年5月に「小さな拠点づくりモデル地区」に選定され、年間5回の会議で地区の将来の在り方を検討、現在、事業を実施しています。

【藤本地区の歩み】
  平成 7年 4月 藤本地区集落整備事業開始
  平成 9年10月 藤本地区農作業管理組合設立
  平成 9年12月 藤本簡易郵便局業務開始
  平成 9年12月 農産物直売所「清流の里・藤本ふれあい店」開設
  平成10年 1月 藤本地区農作業受託組合設立
  平成11年 1月 藤本地区消防分団格納庫完成
  平成11年 5月 営農飲雑用水施設給水開始
  平成12年 3月 藤本地区集落整備事業完了
  平成17年11月 第1回藤本地区「田園ゴルフ大会」実施
  平成18年 3月 藤本地区コミュニティセンター完成
  平成20年 4月 農事組合法人「藤の郷」設立
  平成21年12月 藤本滝「薩摩川内市景観重要資産第1号」指定
  平成25年 3月 薩摩川内市立藤本小学校閉校
  平成25年 9月 第1回藤本地区大運動会実施
  平成26年11月 藤本滝開発プロジェクト立ち上げ(藤本滝公園自主事業)
  平成27年 4月 藤本を語ろう会実施(44名出席)
  平成29年 8月 県事業 魅力ある観光地づくり「にぎわい回廊整備工事(藤本滝散策路整備)」採択
  平成30年 5月 小さな拠点づくりモデル地区決定
  平成30年 8月 第10回藤本滝ライトアップ記念事業実施
  平成30年12月 「にぎわい回廊整備工事(藤本滝散策路整備)」着工
  令和  元年 5月 「にぎわい回廊整備工事(藤本滝散策路整備)」完成


  人  口:男80人・女94人 合計174人【98世帯】 (令和3年12月1日現在)

2.地区コミュニティ協議会の取り組み

⑴ 取り組んだ主な事業
 
藤本相撲・藤本滝ライトアップ・藤本夏祭り・藤棚の整備、棚田米づくり交流イベント・田園ゴルフ大会・炭焼き事業、藤本滝公園整備(自主事業)サロン活動

⑵ 成果

他地区からの参加による交流事業や各種イベントを実施し人を呼ぶことで藤本を知ってもらう良いきっかけになり、地域の活気に繋がりました。

藤本滝公園は、地域活性の拠点となるよう地区民主体で長年整備を行っています。

平成21年度から継続中の藤の園づくりは、現在も藤棚の管理を定期的に行い、年々きれいな藤の花がたくさん咲くようになり、見学者も増えています。
 
民生委員や健やかアドバイザーの協力を得て、サロン活動も活発に実施され、参加者は楽しみを持ちながら健康づくりに取り組むことが出来ています。
 
棚田米づくり交流イベントは、地区外からの参加者に大変喜ばれていたが、地区の高齢化に伴い平成29年度7回目で惜しまれつつも終了しました。
          

3.各部会の活動


①総務環境部会

各自治会長・消防団・環境美化推進員・防災サポーター・地区交通安全協会等が中心となり主に地区内の環境整備や各種行事等を住民の協力のもと実施しています。

②健康福祉部会

超高齢化が進む中ではありますが、個人の健康に対する関心度が高く、高齢者団体によるグラウンドゴルフ、敬老祝賀会、地区サロン等を実施することにより元気作りに十分寄与できており、また地区内の見守り活動も活発に行われています。

③体育部会

老若男女が各種の行事に進んで参加しており、特に地区の一大イベントである、「地区大運動会」「田園ゴルフ大会」は、地区住民が挙って参加し、終日活気に満ちています。

④地域活性化部会

藤本滝ライトアップや、夏祭り、暮れの市、鬼火焚き等、地区の活性化に貢献しており、今後も地区の将来を担う振興策の取り組みが期待されています。

4.第4期地区振興計画に基づく地区の重点課題及び重点目標


⑴ 生涯を通じて安心して暮らせる地域づくり「鳥獣被害対策推進事業

イノシシ・シカ・サル等による作物被害に悩まされている現状から、地区全体の問題と捉え自己防衛を取りながら、行政にも支援・アドバイスをお願いし、事業を進めます。

⑵ 地域資源を活かした農林業の振興「藤本のよかもん作り事業

一次産品の付加価値化・特産品開発のため、産品開発を調査・研究し、藤本の逸品を作り、特定された産品が商品化できれば、地元の直売所「藤本ふれあい店」等での販売も行います。

⑶ 花や緑があふれ人と自然が調和した地域づくり  「藤本滝公園管理事業

藤本滝公園の管理を指定管理者制度により引き続き行いつつ、県事業「魅力ある観光地づくり事業」の採択を受け、公園整備を進め、今後の公園活用の充実を図ります。




0996-25-6210

薩摩川内市 市民活動センター

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